自分の人生こんな感じでいいのかなぁ、、
こうしたことは誰もが感じたことがあるでしょう。
自分が何がしたいかわからない、自分の好きなことってなんだろう?と答えを見つけられない人はたくさんいると思います。
私もかつては同じ思いを抱き続けて20代を過ごしました。
自分が何がしたいかわからないという悩みはストレートに「何がしたいんだろう?何が好きなんだろう?」と考えてもまず答えは出ません。
多分そう考えて答えが出る人はもう行動しているはずです。
ストレートに考えても出てこない人だから悩んでいるのだと思います。
自分が何がしたいかわからない、どんな仕事をしたいかわからないという人に知ってほしい4つの真実があります。
これを知ることでどんなことを仕事にしたいのか、考えやすくなります。
何がしたいかわからない人にありがちな考え方
自分はいったいどんな仕事なら楽しめるのか、そういった悩みを抱えて自分に合う仕事ってなんだろうという思いを抱き続けている人にはある考え方に共通する点があります。
自分のやりたいことは仕事にならないという思い込み
心のどこかに「本当はこういうことがやりたいんだけど、仕事にはならないだろうなぁ」という思い込みです。
実際「趣味」にした方が良いこともありますし、「仕事」になることもあります。
私の知り合いに、すごく手先が器用で、モノづくりが好きという人がいます。
半分趣味だったものが結局仕事となり、オーダーメイドでのモノづくり職人のような仕事をやっています。札幌の観光名所になっている施設の機械時計を作ったりしているそうです。
こうした一般的ではないものでも作れる人がいなければ立派な仕事になります。
今は昔に比べてオンラインを活用したサービスも広がっています。マニアックな知識やサービスもオンラインを活用することで日本、世界を問わずリーチすることができます。
自分のやりたいことが仕事にならないというブレーキは自分がコントロールできる領域です。このブレーキを外して「どうしたら仕事に出来るか」という視点で考えてみることが必要です。
人のためにならなければいけないという思い込み
何がやりたいかと考える上では「人のためになること」は二の次に考えましょう。
「人のためになること」じゃないと仕事にならないのでは?と思うかもしれませんが、「自分のためになること」が結果として「人のためになる」ことで十分です。
先ほどの例にあげた職人さんも、多くの人にとっては不要な精密な機械時計を作る技術を持っています。これは自分が細かい製作が好きだったことに由来しています。
それが結果として観光名所にもなるような建物に役に立ったというだけです。
自分のためにやっていたことが結果として喜んでくれる人のためになったに過ぎません。
何をやりたいかを考えると誰かのためになることを合わせて考えてしまいがちですが、今すぐ顔の想像も出来ない誰かのことは考えるのはやめましょう。
まずは自分が満たされることをやる。それがあなたにとっては一番大切なことです。
継続性がなければいけないという思い込み
やりたいことを仕事にするなら継続性が無いとダメでしょうと考える人も多いです。
確かに仕事をする上で継続性があれば安定するでしょう。ですが必ずしも継続性がなければならないというわけではありません。
コロナでみなさん痛感したと思いますが、現代は社会の動きはとても早くどんどん変化していきます。
昔は一生食いっぱぐれない仕事がたくさんあったかもしれませんが、今は大企業でもいつどうなるかわかりません。
2022年末から2023年初頭にかけてアメリカでもGoogleやAmazonなどの企業が大規模なレイオフ(一時解雇)を実施しています。
それくらい移り変わりが激しい社会になっています。そんな時代に一生続けられることを見つけるほうが難しいでしょう。
「一生続けられる何か」を探すよりも「今一番やりたいこと」をやる方が見つけるのもやるのも簡単です。
不透明な先を考えるよりも今を充実させることに力を注ぎましょう。
自分が何がしたいかわからない人に向けたやりたいことを見つける方法はこちらで紹介しています。
最初から天職なんて見つからない
天職というと自分にはこれしかない!という運命的なものと考えている方が多いのではないかと思います。
実際には楽しそうだからやってみようから始まり、楽しいから続けていく、結果として天職だったかもしれないと長く続けて気づくものです。
始める前から「これが自分の天職だ!」という仕事なんて存在しません。
実際に天職だと感じるまでには辛いことや面倒なことも必ず乗り越えているはずです。
その辛さを感じながらも続けられた経験もあっての天職になるものだと思います。
やる前から「これが自分の天職だ」と思えるものなど存在しないものだと認識しましょう。
何がしたいかを職業で考えてはいけない
自分が本当は何がしたいのかを考えるときにやってほしくないのが「何の職業になりたいか」と考えてしまうことです。
何がしたいかを職業で考えることには多くのデメリットがあります。
自分の心にリミッターをかけてしまう
やりたいことを職業で考えてしまうことの一番のデメリットは自分の心にリミッターをかけてしまうことです。
- 今ある職業から選んでしまう
- 役に立つことや生産的なことばかりに目が向いてしまう
- これまでにあるものにしか視点が向かない
例えば自分が子供の頃にYoutuberなんて職業はありませんでしたし、想像すらしていませんでした。
有名になるにはテレビに出るしかない時代でした。
何がしたいかを仕事で考えると絶対にYoutuberなんて職業は出てきません。
現代は社会の移り変わりがとても早く、どんどん変化していきます。変化するとともに新しい職業もどんどん生まれています。
Youtuberが出てきた数年後にはTiktokerが生まれています。
今ある職業で考えてしまうと、自分で自分に制限をかけてしまうようなものです。
心の底からやりたいことを仕事にしていくことが今は昔に比べてハードルが下がっています。思うままに考えるのが良いでしょう。
本当に好きなことと合致するかわからない
例えばあなたがサッカーが好きだとしましょう。
サッカーが好きだからサッカーショップの店員になる!とかサッカークラブのスタッフとして働きたい!と考えてしまうことはよくある間違いです。
あなたはサッカーの何が好きですか?プレーすること?監督すること?それとも観戦してスタジアムで熱狂すること?
サッカーが好きと言ってもサッカーのどこが好きなのかは人それぞれです。
相手を出し抜いて点を取るのが好きな人、相手の攻撃を防ぐことが好きな人、華麗なパスに快感を覚える人など人それぞれですよね。
サッカーのどんなことが好きなのかの本質を考えなくては意味がありません。
サッカーが好きだからサッカーショップの店員になっても本質を捉えていなければ必ずギャップが生まれるでしょう。
何がしたいかを仕事で考えるとこうしたギャップを生む原因になってしまうことがあります。
まず自分のために仕事をしよう
何の仕事がしたいかわからないときに考えがちなのは「誰かのためになること」が良いという発想です。
もちろん悪い発想ではありませんが「誰か」の前に「自分のため」に仕事をしましょう。
「自分のため」に仕事をして満たされてこそ「誰か」を満たす仕事ができます。「誰か」のためだけに仕事をするのは気持ちを維持するのは想像以上に難しいです。
誰かのためになるにはまず自分のためになることであるのが絶対条件ということを忘れないようにしましょう。
まとめ
自分が何がしたいかわからない、どんな仕事がいいのかわからないと悩んでいる人は
- 自分のやりたいことは仕事にならないという思い込みをしている
- 人のためにならなければいけないという思い込みをしている
- 継続性がなければいけないという思い込みをしている
- 天職との出会いは運命的なものである
- 何がしたいかを職業で考えてしまう
のような考え方をしている人が多いです。
このような考え方は自分のやりたいことの幅を狭めるだけで何一ついいことはありません。
自分が何がしたいかを見つけていくためにはまず自分の小さな意識から変えていくことが大切です。
こちらの記事では自分がやりたいことを見つけるために役立つ本について解説しています。
一つひとつの考え方を理解して意識するだけで見えてくる世界が変わってきますよ。
この考え方で一人でも多くの人が自分のやりたいことを見つけられたら嬉しいです!
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