職場や学校でふと自分の悪口を耳にしてしまうことは誰にでも経験がありますよね。
悪口を言われても全く気にしない人も中にはいますが、やはり気になるという人が多いと思います。
悪口を言われたと知ると悲しくなったり、怒りが沸いてきたりします。
悪口を言っている人の心理を知ることで悪口を言われた時の対処法がわかり、落ち込むことも無くなります。
悪口を言われても落ち込む必要が無い理由
悪口を言っている人はあなたに対して悪感情を持っています。
その悪感情の原因は主に2つあります。
あなたの存在に脅威を感じている
1つ目は「あなたの存在に脅威を感じているから」です。
悪口を言う人は相手が対等か格上の人に対してしか悪口を言いません。
心理学的には悪口や陰口は人間の防衛行動の1つとして捉えられていて、脅威から身を守るために悪口を言うと考えられています。
わかりやすいのは好きな女性と仲良く話す男性に嫉妬して悪口を言いふらす行為です。
これは相手に好きな女性を取られてしまうという脅威を感じているから起こしてしまう行動です。この時、悪口を言った人は言われた人を自分より好きな女性と距離が近い人だと格上の認識をしてしまっていることが多いでしょう。
このように悪口を言われるのはあなたが相手にとって脅威な存在だから、ということが理由になることがあります。
悪口を言われたら勝ちと言われることがありますが、悪口を言われたら勝ちな理由はこちらで解説しています。
相手のコンプレックスが隠れている
もう1つの理由が相手のコンプレックスになることをあなたが持っているからです。
人間は自分のコンプレックスに思っていることを簡単にできてしまう自分と対極にいる人に対して嫌悪感を感じてしまうことがあります。
例えば、自分は女性と話すのが苦手で何を話していいかわからなくなる。当然彼女もできないとします。こういう人は女性とも気軽に話すことができて彼女が途切れないような男性に対しては「女たらしだ！」と嫌悪感を持ってしまうということがあります。
こうした自分が持っていないものを持っている人に対しては悪感情を持ってしまうことがあります。
つまり、悪口を言ってくる相手はあなたに対して何かしらのコンプレックスを強烈に感じているために悪口を言ってきている可能性があるということです。
悪口を言われた時の対処法
もしも悪口を言われた時どう対処したらよいかはあなたが相手を叩き潰すのかそれとも仲良くなりたいのかによって変わります。
相手を叩き潰すなら
相手はあなたを脅威に感じていたり、自分のコンプレックスに感じていることをあなたが持っているから悪口を言ってきています。
もしあなたがあいてを叩き潰すと考えているなら、驚異に感じていることやコンプレックスを徹底的に攻撃することで相手は手も足も出なくなるでしょう。
例えば「女たらし」と悪評を広める相手がいるなら「自分も女の子に話しかければいいじゃん。自分が女友達いないことをひがんでるんじゃねーよ。」という感じです。
相手は自分も女の子と楽しく話したい、でも話す相手がいないからできないことにコンプレックスを感じているからそこを徹底的に突いていきます。
こうなると相手は何も言えなくなりますよね。
相手と仲良くしたいなら
あなたが相手に悪感情がなく、仲良くしていきたいという思いがあるならコンプレックスを受け止めて褒めることで相手の受け取り方が変わる可能性があります。
同じように「女たらし」という悪評を広めている相手であれば、「君は○○くんとすごく仲がいいよね。自分は君のような深い付き合いの友達がいないし、羨ましく思うよ。君のそういうところは尊敬する！」という感じで褒めてあげる感じです。
相手にコンプレックスがあることを受け入れ、その上で相手を褒めることができれば相手の印象は180度変わります。
悪口は真に受けないようにするために
このように悪口を言ってくる人の心理を知ることで必要以上に悲しんだり、怒りを感じることが無意味だとわかるでしょう。
一旦、悪口を言ってきた相手の視点に立って考えることで自分も受け入れやすくなり感情を揺さぶられることが少なくなります。
「女たらしだ」と言われたとしたら、相手の「女友達が少ない」というコンプレックスを想像して、「女の子と話したいのかな？」と一度相手の視点に立ちます。
こうすることで、相手がなぜ自分に悪感情を向けてくるかを想像できます。
その上で叩き潰すのか仲良くするかを選びます。
悪口を言われると反射的に怒りが沸いてきてしまうものですが、そういうときこそ冷静になって相手の視点に立って脅威に感じていることやコンプレックスを考えてみることができれば、悪口を真に受けなくてよくなります。
一度自分の中で受け入れた上で叩き潰すのか仲良くするかを選べば落ち着いて対処ができるはずです。
まとめ
悪口を言う人には2つの心理があります。
- あなたを脅威に感じている
- あなたが自分のコンプレックスに感じているものを持っている
この2つの理由を念頭において、悪口を言ってきた相手と仲良くしたいかそうでないかを判断しましょう。
判断するときには感情任せにするのではなく、一度相手の視点に立って考えてみることで冷静な判断がしやすくなります。
- 叩き潰すならコンプレックスを突く
- 仲良くするならコンプレックスを受け入れて褒める
これを意識することで上手に対処できるでしょう。
世の中にはいろいろな人がいます。あなたに悪意をぶつけてくる人もいるでしょう。
誰とでも仲良くすることが理想ですが悪意をぶつけてくる人は相手にしなくても良いと個人的には思います。
ピシャっと言い返して、距離を置くというのも生きていく上では必要になる場合もあります。大事なのは自分の感情が不必要に揺さぶられないようにすることです。
快適に過ごすためにも知っておいてくださいね！
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