引き寄せの法則は自分が手に入れたいと思うもの(恋愛成就や仕事、家庭の改善など)を強く願うことで、自然と手に入れたいものが自分に引き寄せられてくるようになる、という考え方です。
2000年代にアメリカで引き寄せの法則がブームとなり、日本でも同じようにブームとなりました。
この記事では具体的に引き寄せの法則とはどんなものなのかや引き寄せの法則のやり方を紹介します。
引き寄せの法則とは
引き寄せの法則についてよく言われるのは自分が欲しいと願うことで、自然とその願いが自分に引き寄せられれてくる!と語られることが多いです。
実際には引き寄せの法則というのはそんな単純なものではありません。
お金持ちになりたい!と願ったからといってお札が降ってくるなんてことはないですよね。
引き寄せの法則の本質は、自分の本当に願っているものは何かを突き詰めて考え、現状とのギャップを分析し、願っている理想に近づくために必要なアプローチ方法を考え行動していくというものです。
スピリチュアル的な要素で語られることが多いですが、その本質は非常にシンプルです。
引き寄せの法則を学ぶ上で大切なことは、自分の願っていることの本質的なものを見抜くためのプロセスと現状を受け入れること、そして理想へ近づくためのモチベーションの維持です。
引き寄せの法則に出てくる「波動」とは
引き寄せの法則に関する書籍を読むと「波動」という言葉がよく出てきます。
引き寄せの法則を実践することで、理想に近づくと波動を感じるようになるなどと言われますが、この「波動」というものは『実感』と言い換えることができるのではと思っています。
引き寄せの法則は自分が本当に願っている本質的なものを認識するところから始まります。
恋愛で例えると
- なぜ相手が好きなのか
- どんなところが好きなのか
- 相手の好きなところが良いと感じるのはなぜか
- 相手とどういう関係になることを求めているのか
- それはどういう理由からか
ということを自分の心の中に問いかけていきます。
これくらい心と向き合うことは実はなかなか重労働です。
ですが、ここまで向き合った上でなお相手が好きで良好な関係となりたいというのであれば、自然と相手に対する自分のアンテナの感度は高くなります。
その状態で相手が親切にしてくれたりすると、より敏感に距離が縮まっていると感じられますよね。
こうした『実感』を引き寄せの法則では「波動」という言葉で表現することが多くあります。
引き寄せの法則と恋愛は相性がいい
引き寄せの法則は恋愛においてよく活用されています。
引き寄せの法則においては、まずは自分の求める理想を具体的にするところから始まります。引き寄せの法則を恋愛に応用する場合においても同様です。
自分が理想とするパートナーはどんな人なのかを具体的にし、現状の自分とのギャップを確認し、理想のパートナーを得るための方法を考えていくという流れになります。
引き寄せの法則と恋愛の相性が良いのは自分の理想のパートナーを具体的に事前にイメージしておき、妥協できる点と妥協できない点を明確にしておくことで失敗が少なくなることにつながるのだと思います。
引き寄せの法則のやり方
引き寄せの法則のやり方自体はシンプルです。
- 自分の願いを書き出す
- それをなぜ願っているか具体的にし、理由を明確にする
- 現在の状態を見つめ直し、願いとのギャップを確認する
- 現状に落胆するのではなく、受け入れる
- 願いを叶えるためには何が必要かを具体的に考える
具体的に解説します。
自分の願いを書き出し、理由を明確にする
自分が思い描く願いや理想をノートに書き出します。
思いつくままに書き出して構いません。
書き出したらなぜそう願うのかをなるべく具体的に考えてください。
例えば「お金持ちになりたい」場合
なぜお金持ちになりたいのか
今は忙しくその割に給料はそれほど高いわけでもない。家のローンも負担に感じるし、子供の将来の学費を考えても不安は尽きない。
趣味にももっと本音を言えばお金を使いたい気持ちはあるが、子供や家のことを考えれば趣味にお金を割く余裕は無いので諦めている。
だからもっとお金に余裕が欲しい。
このようなイメージで書き出しましょう。
例の文章をもう一度なぜお金持ちになりたいのかという前提で読み返してみてください。
要約すると趣味にお金を投じたいからお金持ちになりたいと考えていると読み取れないでしょうか。
あくまで例ですが、人間は意外とこうした本質を見失いがちです。
本来は趣味にもっとお金を使って生活を充実させたいという本心なのに間違った望みを持って叶うことがないと絶望していることが少なくありません。
実際にノートに書き出すことで自分の本心が見えやすくなりますので、ペンを持って実際に書くことを強くおすすめします。
理想とのギャップを理解し、受け入れる
自分の願う理想を具体的にイメージすることができたら、次は現状と理想のギャップを確認します。
理想からはとても遠く感じられるかもしれません。
大切なのはこの時点で落胆しないことです。
理想を具体的にイメージし、現状とギャップがあるのは当然です。
ギャップがあることを受け入れ、前に進むことが出来てこそ引き寄せの法則の効果が発揮されます。
理想までは遠く離れた現状だとしても、自分を責めることをしても意味はありません。
後悔したところで現実は何も変わりません。
理想までのギャップがどの程度あり、これまでの自分を責めることなく前を向く覚悟を決めることも引き寄せの法則には大事なステップの一つです。
願いを叶えるために必要なことを具体的に考える
前を向く覚悟を決めたら、次に何をしていくかを考えます。
- 理想に到達するには何が必要か
- そのために必要な時間・お金・人などは何か
- 理想到達までのスケジュールをどうするか
これらのことを決めていきます。
先程の例の場合はこのようなイメージになります。
理想:満足いくまで趣味を楽しみ、生活の質を高め充実したものにする
必要なこと:趣味を存分に楽しむための時間、金銭、精神的な余裕の確保
必要な時間・お金・人:コンビニで買っていた飲み物を水筒に変える、昼食を弁当持参にして月1万円分を趣味に投資する
スケジュール:半年後に○○を購入する
このようなイメージになります。
少しスケールの小さい例えにはなりますが、イメージはしやすいのではないでしょうか。
こうして自分が本質的にやりたいことを見つけ、それにどう取り組んでいくかを具体化することで毎日をポジティブに過ごせるようになり好循環を生んでいくことが引き寄せの法則の本当の姿です。
例のように具体化することで漠然とお金欲しい。お金持ちになりたいでは叶えられなかった人生の充実感を感じることができるようになります。
これが引き寄せの法則のやり方です。
難しいことはありませんが、実際は地味で考えることに負荷がかかるものです。
このように具体的にイメージしたものは常に新しくアップデートしていくことも必要です。
アップデートしていくことで、常に次の目標にポジティブに向かうことができるようになります。
引き寄せの法則についてのまとめ
引き寄せの法則は、本当の自分の心の中を見つめ直して本当に望むもの、願うものは何かを探しポジティブな意識を持って理想に近づいていくという理想を目指す考え方や生きる方法を導くものです。
書店に並ぶ引き寄せの法則についての本はキャッチコピーとして「願うだけで叶う」というニュアンスで表現されていたりもしますが、実際は地に足をつけたような地道なものです。
「波動」などスピリチュアル的な言葉も本では頻繁に出てくるため、怪しさを感じる人もいるでしょう。
ですが、ポジティブに自分の理想に向かって努力をできる喜びを感じられるという非常に大きなメリットもある方法の一つです。
うまく引き寄せの法則を使うことであなたの人生はより豊かで充実したものになる可能性は高いです。
本質的な引き寄せの法則の原則を理解し役立ててもらえればなによりです。
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