自分がこれから先「何がしたいだろう?」「どんな仕事が自分はやりたいんだろう?」と悩んでいる人は多いのではないかと思います。
自分も「何がしたいだろう?」と長く長く悩んできた過去があります。
悩みに悩んで導き出したのが心理カウンセラーという人の悩みに寄り添い、解決をサポートするということでした。
自分のやりたいことが明確になると毎日がとても充実した日々にすることができます。
この記事では自分が何がしたいかわからないという人に向けた、自分のやりたいことを見つける方法を紹介します。
何がしたいかわからないならまず好きなことを見つける
仕事でも没頭できる趣味でもなんでも、何がしたいかわからないならまずは好きなことを見つけましょう。
大人になると「好きなことって何だっけ?」となる人も多いはず。
そこで、まずは自分が好きなことを見つけるための方法を紹介します。
好きなことをノートに書き出す
紙とペンを用意して、自分の好きなことをノートに書き出していきましょう。
深く考えずにどんどん好きなことを書き出すのがポイントです。
10個書き出すことを目標にしてください!
書き出したら、共通する項目が無いかを探していきます。好きなことに共通することこそあなたが本当に好きなことです。
自分がやったときの実例です。例なのでわかりやすくするために書き出したものの中から重要な4つに絞ってます。
【好きなこと】
- 料理
- ウェブ制作
- プラモデル
- レゴ
これは自分が好きなことです。ここから共通する項目を探していくとこうなりました。
【共通すること】
- 何かを作ること自体に楽しさを感じる
- 作ったもので喜んでもらうことで満足する
- 作ること自体の自己満足
- よりよいものを作ることへの興味
こういったことが自分の好きなことと認識することができました。
好きなことを集め、深掘りすることで本質的に自分がどういうものが好きなのか・どういうことで心が満足するのかということが理解できます。
これが本当に自分が好きなことを見つける方法です。
好きなこと=やりたいことではない
注意して欲しいのは好きなこととやりたいことはイコールではないことです。
例に挙げたように自分は「何かを作ること」に興味や満足感を感じます。
それなのに心理カウンセラーを本当にやりたいこととして日々勉強を重ねています。
好きなことというのは自分の本質的な満足感を感じられることです。
作ることが好きだから大工さんになろう!ではありません。
好きなことは1つではなく複数見つけられるはずです。
その複数見つけた好きなことを組み合わせてこれから紹介する「得意なこと」と掛け合わせることで「本当にやりたいこと」が見えてきます。
好きなことから連想される職業がやりたいことだ!と混同しないように注意してください。
自分に何の才能があるかを見つける
才能と言うとちょっと大げさな表現に感じるかもしれません。ですが才能は誰しもが持っています。自分が気づいていないだけです。
ここでの才能とは自分が意識せずとも出来ることや長時間没頭できることです。
例えば、たくさんの人とワイワイやるのが好きな人もいれば、苦痛に感じる人もいますよね。
これは意識して好き・嫌いを判断していません。本能的に好き・嫌いを判断していますよね。これが才能です。
ワイワイやるのが好きな人 → 周りを巻き込む力のある人
ワイワイやるのが苦手な人 → 一人で没頭することが得意な人
このように才能を見極めていくことができます。では具体的に才能を見つけていく方法を紹介します。
自分の才能に気づくための3つの質問
- これまでの人生で充実していた体験や成功した体験は何ですか?
- 過去を振り返ってもっとやり続けていたかったことは何ですか?
- 他の人を見ていて腹が立つことは何ですか?
この3つの質問に答えていくことで自分の才能を見つけ出すことができます。
1つずつ解説していきます。
これまでの人生で充実していた体験や成功した体験は何ですか?
難しく考えなくて大丈夫です。
子供の頃に夢中になって時間を忘れるほどにやっていたことや学生時代に明け暮れたことなど思い出して書き出してみましょう。
例えば
- 大学受験前に一心不乱に勉強して過去問を解きまくった
→決めたことには集中して取り組む
- ダイエットに取り組み30キロ減量した
→目標を決めたらやり遂げる
- 学生時代にやりきれなかったスポーツを社会人で再開して情熱を燃やした
→チーム目標に向かって最善を尽くす
こんな感じで書き出していきましょう。
充実していたと感じることや成功した体験には自分の才能が必ず隠されています。
過去を振り返ってもっとやり続けていたかったことは何ですか?
学生時代や子供の頃を思い出してもっとやりたかったことを思い出してみてください。
ここにも自分の才能を見つけるヒントが隠されています。
こちらも例を挙げてみます。
- 怪我が多く完全燃焼しきれなかった部活をもっとやりたかった
→やると決めたことに集中して取り組むことが得意
- 学生時代のバイトでもっと接客の仕事をやりたかった
→人と関わることが得意
このように書き出していきます。
やりたかったことを振り返ってみることで自分の中にある才能が見えてきます。
他の人を見ていて腹が立つことは何ですか?
意外なところですが、他人の行いを見ていて腹が立つことを探してみるのも自分の才能に気づくヒントになります。
- 仕事で効率的に動かず無駄が多いことにイライラする
→効率的な方法を模索することが得意
- 集中しているところを話しかけられて邪魔されることにイラッとする
→没頭して物事に取り組むことが得意
このようにイラッとすることは視点を変えてみると自分の得意な才能に気づくヒントになります。
才能とスキルを混同しないように注意
才能とは言わば自分の得意なこと、苦労しなくても出来る領域のことです。
例えば
- プログラミングが得意
- エクセルが得意
- 接客販売が得意
こういったものはスキルであり、得意なこと・才能ではありません。
プログラミングが得意なら論理立てて考えることが自然にできるとか、エクセルが得意なら複雑な計算を効率的にこなす考え方が自然にできるといったことが才能です。
得意なことをスキルで考えてしまうと自分が何がしたいかが見えにくくなるので注意しましょう。
好きなこと×才能でやりたいことが見えてくる
好きなことと自分の才能を書き出したら自分が何がしたいのかはもうすぐ明確になります。
自分が本当にやりたいことは好きなことと才能の交わる部分にあります。
言い換えれば自分の情熱を燃やせることと自分の得意なものこそが自分の本当にやりたいことなのです。
好きなことから得られたものはあなたが情熱を燃やせるものやあなた自身の大事にしていることを表したものです。
それにあなたの持っている才能や得意なことをかけ合わせて考えたものこそが本当にあなたがやりたいことにつながってきます。
何がしたいかわからない人がやりたいことを見つけるのは結構しんどい
好きなこと×才能で自分のやりたいことが初めて見えてきます。
文章を読んでもらってもわかるかもしれませんが、やってみると時間もかかるし、頭からいろいろひねり出す作業が多くて結構しんどいです。
しんどい作業なんですが、心にモヤモヤを抱えてこのページをご覧になっているなら絶対にやったほうがいいです。
あなたはきっと「何がしたいかわからなくなる」まで「本当にやりたいこと」を心の中に押し込めて生きてきたんだと思います。
仕事や家族、恋人も大事ですが、同じくらい自分も大切にしましょう。
自分を大切にできるようになれば自然と自分の守りたいものも大切にできるようになりますよ。
まずは変えるのは自分からです。
何がしたいかわからない場合の本当にやりたいことを見つける方法まとめ
- 好きなことを理解するためにノートに好きなことを書き出す
- 好きなことに共通する内容を見つける
- 自分の持っている才能を見つける
- 好きなこと×才能からやりたいことを見つける
自分が何がしたいかわからず悩んでいる人は多いと思います。
必死に考えても結論が出ない霧の中で苦しんでいる人もいるでしょう。
本当にやりたいことを探すには「こうあるべき」といった先入観を捨てましょう。
人にとって心地よいものがあなたに心地よいものである保証はありません。
自分にとって心地よいものを見つけるには「こうあるべき」の考えは必要ありません。
そしてやりたいことは職業で考えないようにしましょう。
職業で考えてしまうと本当にやりたいことの本質を見失ってしまうケースがよくあります。
本当にやりたいことを見つけてからそれに当てはまる職業は何かと考えていくことが重要です。
ここまで理解した上で好きなこと・才能を見つける質問に取り組んでください。
世の中には便利な本がたくさんあって、自分のやりたいことを探すために役立つ本もたくさんあります。
何がしたいかわからない人向けにやりたいことを見つけるために役立つ本をこちらでまとめてありますので参考にしてみてくださいね!
じっくり考えて自分の本当に好きなこと、自分が無意識レベルで取り組める才能を見つけ、それの掛け合わせで何がしたいか・やりたいことが見えてきます。
簡単に答えの出るものではありませんが、じっくり腰を据えて取り組んでみてくださいね!
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