どうも、ゴリ先生です。
赤ちゃんから幼児、小学生、中学生、高校生と子どもを育てていく中ではつい子どもにイライラしてしまって怒りをぶつけてしまうことがあります。
子どもが小さければ小さいほど怒りをぶつけてしまったことに自己嫌悪になり、自分はダメな親なんじゃないかと悩んでいるお母さんからの相談もいただいたりします。
愛情を注いでいるからこそ、自己嫌悪になるのであってダメな親だなんてことは1ミリも無いんですが、そう思ってしまう気持ちは同じ親として痛いほど共感できます。
常に穏やかに子育てをしている親なんて存在しない
怒らない子育てというのが流行った(流行っている?)こともありましたよね。
きっと一度はいいなと思って、なるべく怒らないようにしようなんて思った人もたくさんいるでしょう。
かくいう自分も思ったことあります。
普通の親は怒らないで育児なんて無理です。
誰だって子どもに理不尽に怒ってしまって自己嫌悪になるんです。
夜泣きで寝不足になったり、忙しい時間帯に子どもが泣いたり、まるで自分の時間が無くなってイライラしてしまうのは当たり前なんです。
子育ては自分の思い通りにいかないことの連続です。
だからイライラしてしまうし、それが子どもに向かってしまうこともあります。
誰だってあることです。少なくともこの記事を読んでいるあなたはそれを反省してなんとかしたいと思っているはず。その気持ちがあれば大丈夫。
自己嫌悪になるのは、未熟な自分に気づいているからです。未熟な自分を責めるのではなく、これからどうしていきたいかを考えていく方向にエネルギーを向けましょう。
子どもにイライラをぶつけないようにするために必要なこと
イライラしないでいれば子どもに当たることも無くなるということはわかっていても、普段の忙しい毎日を送る中ではどうしてもささいなことでイライラしてしまうことはあります。
それを抑えようとすればするほど逆に不満やイライラは溜まっていってしまうものです。
心理カウンセラーとして人の相談を受ける立場で、一番重要と言えるのは自分自身の心の安定を保つことです。
じゃあ、心理カウンセラーと名乗る人はすべて何を言われても動じずにストレスもない状態で生活しているかと言われれば、そうではありません。
心無いことを言われれば傷ついたり、腹が立ったりします。
子どもに口答えされようものなら「うるせー!なんだと!」となります。
ただ心理カウンセラーは自分の心の状態をつぶさに観察して、客観的に自分の心の状態を見るスキルは持っています。
「自分は今、腹が立っているな」とか「自分は今、悲しい気持ちで心が落ち込んでいるな」というのは人より敏感に察知する力を持っています。
自分の気持ちを客観的に見て、感じることで感情への対処法がわかります。
数々のテクニックの前に一番大事なのは自分の感情に耳を傾けて、理解し、受け入れることです。
ジャーナリングで自分の感情に耳を傾けるトレーニングをする
ジャーナリングはノートに自分の感情を思うままに書き綴ることです。
静かで集中できる環境で自分の考えていることを思うままに書いていきます。
ジャーナリングを続けることで客観的に自分の感情を把握しやすくすることができます。
ジャーナリングの詳しい効果ややり方については「ジャーナリングでやりたいことや悩み、欲求を明確に! | 自己認識力アップにも役立つ」という記事で解説しています。
「ありがとう」の言葉が自分自身を癒やす
例えば電車で足の悪い人に席を譲ったとき、相手から「ありがとう」と言われたらいい事したという気持ちも相まって、気持ちがほっこりしたりしますよね。
「ありがとう」は言われることで心の癒やしやストレスを軽くしてくれる効果があるように感じますが、実は「ありがとう」を言うことでもストレスを軽くし、心を癒やすことができます。
あなたが席を譲ってもらった側だとします。
妊娠中で、お腹も目立って来た頃で歩くのもちょっと大変という時期だったとしましょう。
そんなときに「どうぞ」と席を譲ってもらったら自然と「ありがとう」という言葉がでますよね。
きっとそのとき「ありがとう」という言葉と一緒にほっこりした気持ちを感じるはずです。
「ありがとう」は言った人も言われた人も心が癒やされる魔法の言葉なんです。
子育て中でも「ありがとう」をたくさん使いましょう。
子どもがご飯をキレイに食べてくれたら「ありがとう」、食器を下げてくれたら「ありがとう」、ぐずぐずせずに起きてくれたら「ありがとう」こんな感じで日常の些細なことでもありがとうを使って自分も子どもも心を整えましょう。
人に相談する
原点回帰のようですが、やっぱり人に相談するというのは効果があります。
自分の悩んでいることを言葉にして口に出すことだけでも、ストレスを軽くすることができます。
話してスッキリしたという経験は誰もが一度は経験してると思います!
子どもにイライラしてしまったことを身近な人に話すのはちょっと抵抗があるという人もいるでしょう。そういうときはカウンセラーに話してください。
重いうつになる人ほど、一人で考え込んでしまうという傾向があります。
一人で考え、悩めば悩むほど心の問題は大きくなります。もっと気軽な気持ちでカウンセリングを受けてもらえればと業界の端っこで活動する私も思っています。
行政などでも無料の相談窓口を用意しています。まずはこうした窓口を活用するというのもいいでしょう。
詳しくは「相談できる人がいなくて困っている人に知ってほしい相談窓口」の記事もご覧ください。
まとめ
子育ては悩みの連続です。特に第一子を持ったお父さん・お母さんは初めての子育てとなります。わからないことがあって当然です。
いくら子どもを優しく怒らないように愛情で包んで育てたいと思っても、日々の生活をする上ではそうも言ってられないシーンは必ずあります。
ついイライラして子どもを怒ってしまう、そんな自分が嫌だと思っても、必要以上に自分を責めても改善はしません。
自分の心の状態を観察して、「ちょっとイライラしてるな」とか「余裕が無くなってきてるな」と自分で感じられる状態を目指せば無駄に子どもを怒るようなこともだんだんと減ってきます。
自分の心の状態を観察するにはジャーナリングが効果的です。
毎日5分、ノートに自分の感情を書き綴りましょう。ジャーナリングを続けることで、自分の感情や気分を客観的に見るトレーニングになります。
また、普段から意識して「ありがとう」を使うことも感情を安定させるのに役立ちます。
「ありがとう」の言葉はストレスの軽減効果があるからです。
そして、悩みがあるなら一人で抱え込まずに周囲に相談するということも大切です。
周囲の人には相談しにくいとか、相談相手がいない場合はカウンセラーを活用してください。
私、ゴリ先生も心理カウンセラーとして活動しています。
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