どうも、ゴリ先生です。
悩みごとがあるとき、一人で思い悩んでしまうタイプではありませんか?
日本人は人に相談するというのが苦手なようで、カウンセリングを受けに来る方を見ても、ずいぶんと一人で悩まれてどうしようもなくなって来たという人が少なくありません。
むしろそういう人がほとんどかも。
相談することのメリットは本当にたくさんあります。
病気が早期発見で治療も早く終わるのと同じように、メンタルの問題も早くに気づいて対処することが重要です。
その対処の一歩目が相談することなんです。
悩みごとを相談しない人ほど悩みが深くなる
内閣府の調査によると、悩みや困りごとを解決できずにひとり抱え込んだ経験があると答えた人は約6割にものぼる調査があります。
参考:内閣府の資料
また、精神科医の樺沢紫苑先生のYoutubeでも重度のうつ病患者は一人で悩みを抱え込んでしまっている人が圧倒的に多いと述べています。
自らが抱えている悩みを誰にも相談せずに考え続ける人ほど悩みが深くなり、心身の不調を感じやすくなるという傾向があるようです。
人に相談できない・相談したくない理由
カウンセリングをしていると相談できない・相談したくない理由としてよく出てくるものがあります。
自分をさらけ出すことが怖い
相談するというのは自分の弱い部分を他人にさらけ出すことと考えてしまい、その弱さを誰かに知られてしまうことが怖いと感じてしまい、相談するのをためらってしまうことがあります。
確かに弱い部分を見せることに抵抗感を感じてしまうのはよくわかります。
相手の負担になるのではと心配してしまう
こんなことを相手に聞かせていいんだろうか。
相手にとって負担にならないだろうか
こういうことを気にしてしまってなかなか相談ができないという人も多くいます。
相手のことを思いやるばかりに自分の辛さを我慢してしまうのでしょう。
気持ちの優しい人や真面目な人に多いのがこの理由です。
身近すぎて話しにくい
相談の内容によっては家族や友人には相談しにくいものもあります。
例えば離婚したいと思っていることを妻や夫に相談することができないなどです。
仕事の悩みでも同僚には相談しにくいということもあるでしょう。
利害が絡む人には相談できずに一人悩みを抱えてしまうというケースもよくあります。
悩みの内容を上手く話す自信がない
自分が悩んでいる内容を上手く相手に伝える自信がないから相談できないとか相談したくないというケースもあります。
話がまとまっていないから、相手に伝わるだろうか
相手に伝えることができないと相談の意味がないんじゃないか
こういったことが気になって相談できないと考える人も少なくありません。
相談したって解決しないと思っている
どうせ相談したって解決しないだろうし、無駄と思っていたという人も多くいます。
確かに相談することが直接問題の解決にならないケースも多いのは事実です。
ただ、自分で言葉にすることで考えが深まったり、冷静になってヒントが見えてくることはよくあります。そして話すことはガス抜きのような気持ちが楽になる効果もあります。
問題解決ができなければ意味が無いという考え方はもったいないです。
一人で考えて悩むより、新たな気づきを得るチャンスは相談することで格段に増やすことができます。
カウンセリングで話す内容はどんなことを話せばいいのかわからなくて不安。という方にはこちらの記事もおすすめです!
相談する=問題解決と考えない
多くの人が問題を解決することを目的として誰かに相談しようと考えているはずです。
ですが、相談することのメリットは
- 話すことで新たな気づきや違った見方ができるようになる(ことがある)
- 話すこと自体でストレスを解消する
この2つが相談で得られる最大のメリットです。
あなたも話しているうちに「あれ?なんかおかしいな?」とか「もしかしたら、こうかも?」と思った経験はありませんか?
これが新たな気づきや違った見方ができている証拠です。
また、話してみたらスッキリしたという経験もあったりしませんか?
これがストレスが解消されている証拠です。
一人で考えると問題がどんどん膨らんで大きくなるばかりです。
誰かに話すことで問題が膨らみすぎることを防いで、自分の気持ちも楽にすること。これが相談することなんです。
相談相手の選び方
身近に相談できる相手がいない。誰に相談したら良いのかわからないという場合もあるでしょう。
相談相手を見つけるための方法は2つあります。
身近な人に相談できないのは自分自身が壁を作っているから
家族や友人はどうも相談しにくくて。という人も多くいます。
相談したい内容が身近な人に関する悩みの場合は別として、家族や友人はまず相談相手としては優先順位が高い存在のはずです。
身近な人に相談ができない一番の原因はあなた自身が相談することで弱みを見せたくない、かっこ悪いところを見せたくないという心理的な壁を作ってしまっていることが原因です。
あなたの体調を気にかけてくれる人、あなたに声掛けをしてくれる人には頼ったっていいんです。
むしろ頼られた人は相談してくれたこと、つらい気持ちを話してくれたことを嬉しく思うはずです。なぜなら信頼の証だから。
だから、あなたも相手を信頼して相談してみてはいかがでしょうか。
家族や友人に相談できない内容なら専門家を使う
家族問題や離婚問題、友人関係の悩みなど身近な人が問題に関わっている場合は相談するわけにいかない場合もあります。
そういった場合は、家族問題を扱う専門家だったり、離婚問題を扱う専門家、友人関係や人間関係に関わる専門家へ相談するのが良いでしょう。
最近はLINEなどを使ったチャット形式のカウンセリングやZOOMを使ったオンラインカウンセリングのサービスも数多くあります。
こうしたサービスを使えばそれぞれの悩みに合った専門家にわざわざ足を運ばなくてもカウンセリングをしてもらえるようになってきています。
うららか相談室というオンラインカウンセリングサービスでは「仕事」「夫婦関係」「育児・子育て」「嫁・姑関係」「友人関係」など悩みに応じて専門家を検索する機能もあって便利です。
カウンセリング手段もビデオ、電話、メッセージ、対面から選ぶことができるようになっていますので、自分に合ったものでカウンセリングを受けることができるようになっています。
オンラインカウンセリングサービスの中には精神科医とカウンセリングを行えるサービスもあります。医師とのカウンセリングであれば保険適用もできます。
専門家は守秘義務を負っているので安心
身近な人には相談しにくいプライベートな悩みだったり、知られたくない内容の相談も多いです。カウンセラーのように身近じゃないからこそ話せる内容もあるはずです。
カウンセラーには守秘義務があります。
お医者さんが患者さんの情報を勝手に別の人に話さないのと同じようにカウンセラーにも守秘義務が定められています。
カウンセラーが相談内容を第三者漏らすことはありません。その点でも身近な人に相談するリスク回避にもなります。
行政などが用意している無料の相談窓口もあります。
こちらの記事も参考にしてください。
不眠や気持ちの沈む日が続くといった不調はあなたの体のSOSです。これまで相談したくないと思っていた人も身近な人やカウンセラーに相談してみることを検討してみてください。
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