どうも、ゴリ先生です。
職場や学校で「どうも自分はこの人に嫌われてるっぽいなー」と感じることはありませんか?
話しかけても自分にだけ冷たい反応な気がする
自分にだけ全然話しかけてくれない
こんな風に感じて「嫌われてるのかな?」と思い悩んでしまうことは誰にでもあると思います。
嫌われるようなことをしたつもりはないのにこのように感じてしまうのはなぜなのか、そして嫌われてる気がする感情の対処法はどういうものがあるのかこの記事で紹介していきます。
嫌われてる気がするという感情の正体
自分が嫌われているかもと感じるとき、なにかのきっかけがあってそう感じていることがほとんどですよね。
話しかけても反応が薄かったとか話しかけてもそっけない対応をされたとか、ネガティブな印象を受ける反応をされたから「嫌われてるかも…」と考えてしまうことが多いでしょう。
人間は一度嫌われているかもと思い込むと、「自分は嫌われている」という情報ばかりを集めてしまう習性があります。
この習性は確証バイアスと呼ばれています。
よく考えてみてください。
例えば挨拶をしたときに挨拶を返してくれますか?それとも自分の挨拶は無視されますか?
いつ話しかけても冷たい反応しかしませんか?普通に話してくれたことはありませんか?
嫌われているかもという根拠の無いものを考えすぎると、嫌われていることに都合の良い情報ばかりに目が向いてしまい、「やっぱり嫌われてるんだ…」という負のループに陥ってしまうことがあります。
もしも実際に相手から悪口を言われている、それが辛いということが起きているのであれば、悪口を言われたら勝ちという意識を持つと良いでしょう。
嫌われている気がする感情は自分が生み出している
例えばあなたが友人から「この前さー、上司に作成依頼されてた資料渡したら、『そこ置いといて、後で見ておくから』って冷たく言われてさー」と話をされたとしましょう。
これを聞いてあなたは友人がその上司から嫌われてんじゃね?と思いますか?
きっと、ふーん。それの何が気になったの?くらいの感情じゃないでしょうか。
自分というフィルターを通してみると冷たいと感じることも、客観的に考えたらあれ?普通じゃね?に変わっちゃうんです。
つまり、嫌われてる気がするという感情は一方的に自分自身が作り出したものにすぎないということは日常生活の中でよくあることです。
自分が思い込んでいるだけかも、と気づけるだけで辛い気持ちがずいぶん楽になることも少なくありません。
本当に嫌われているなら
話しかけても無視されるとか誰の目に見ても自分にだけそっけないとかそういったことがあれば本当に嫌われているかもしれません。
もし相手に嫌われているなら、自分が下手に出て取り入ろうとする必要はありません。
自分から気にならない距離を保ってしまいましょう。
自分を守ることが一番大事です。
強くストレスを感じているなら迷わず相談窓口やカウンセラーに相談しましょう。
身近に相談出来る人がいないというときはこちらの記事も参考にしてください。
嫌われている気がすると感じるときに心を落ち着かせるためには
過去を振り返っても意味がない
人は「嫌われている気がする」という感情を持つと、過去の出来事やトラウマと関連付けて考えてしまいやすい傾向があります。
気持ちはわからなくもないのですが、実際には自分の思考が「嫌われている気がする」と捉えているにすぎません。
つまり過去との関連付けや過去を振り返ることに解決につながるものは1つもないというわけ。
「昔のいじめで人間不信になった」
「元カレに振られたときも冷たくなった」
ということを振り返っても何も生まれないですよね?
問題を解決することを望むなら「今」にフォーカスするしかないんです。
他人のせいで嫌われている気がするわけではない
「だって、上司の当たりがキツいんだもん」
「彼氏は全然興味持ってくれないんだもん」
これも気持ちはわかります。繰り返しですが「嫌われている気がする」という感情を作り出しているのは自分自身です。
他人のせいにしてもやっぱり問題解決にはならないわけです(本当に上司がパワハラをしていたり、彼氏が別れようとしてるなら別ですが)
まず、自分の「嫌われている気がする」という思考が本当に事実なのか、自分の思い込みではないのかという客観的な視点を持つことが必要になります。
客観的な視点を持つことの重要性についてはこちらの記事でも解説しています。
人のせいで「嫌われている気がする」と考えているのではなく、自分自身の思考を客観視するということを意識しましょう。
日記をつけて感情をモニタリングする
いきなり客観的に自分の思考を考えましょうと言われても難しいですよね。
そこでおすすめの方法が日記を書くことです。
日記と言ってもストーリーのようになってなくても構いません。その日にあった出来事からどういう感情になったかを箇条書きのような形で書くだけです。
自分自身の感じたことを書いて読み返すことで「あれ?これって最初に思ってたほどのことじゃないかも?」という気づきを得られることが目的です。
長さも時間も制約をつけずに、自由に書くだけです。100均のノートで構いません。
都度メモのように書き込んでもいいですし、寝る前に振り返ってまとめても構いません。
さらに言えば、毎日書かなくても大丈夫。1日くらい飛ばしたって構いません。
自分に負担にならない方法で感情を日記にする、それを読み返すを繰り返すと客観的に自分の感情をモニタリングするトレーニングになりますよ。
感情を書き記す日記は「ジャーナリング」という手法です。
ジャーナリングの効果や詳しいやり方に興味がある方はこちらの記事もおすすめです!
まとめ
嫌われている気がするという感情は、自分というフィルターを通して自分が導き出した感情です。
嫌われている気がするという感情に一度囚われてしまうと、自分にとってその思い込みを裏付けるような情報ばかりに気を取られてしまい、より思い込みが強くなるという悪循環を生んでしまいます。
その悪循環に囚われないようにするには
- 過去を振り返らない
- 人のせいにしない
- 日記を書いて感情をモニタリングして客観的に考えるトレーニングをする
この3つが有効な方法です。
カウンセラーによるカウンセリングでは一人では難しい問題の話を聞き、問題解決する方法を一緒に考えるカウンセリングを行います。
問題の大きさや悩みの深さによっては一人で解決しようとするよりもずっと早く気持ちを楽にすることができることもあります。
一人で解決できればそれが一番いいのですが、苦しい時間が長い、苦しくて先が見えないという人は迷わずカウンセリングを受けたほうがいいでしょう。
コメント