どうも、ゴリ先生です。
職場や学校、家庭まで人と関わり、コミュニケ―ションをとりながら人は生きています。人と関わらなくては生きていけませんが、悩みの9割は人間関係によるものとも言われ、人付き合いの難しさや煩わしさからストレスになることは多いですよね。
日常生活の中でコミュニケーションが上手くいかなくてストレスになるシーンは多くありますが、自分の思考の癖を知ることで、上手くいかなかったコミュニケーションがスムーズになることがあります。
思考の癖とは
思考の癖とは投げかけられた言葉に対して、無意識にパッと頭の中に浮かんでくる思考の傾向のことです。
例えば、運転中にちょっと強引に割り込まれたとき、
- 急いでるんだなーと思ってあまり気にしない
- あぶねーなー!ちょっとイラっとするわー!と少しイラつく
- マジ許せん!ちょっとお前止まれや!(あおり運転)
みたいな感じで、瞬間的に反応する傾向って人それぞれ特徴が出ますよね。
人にはそれぞれ無意識のうちに考えてしまいやすい思考の癖が存在します。
思考の癖は制御できるものではなく、パッと浮かんでくるものです。
それゆえに、思考の癖によっては自分自身を苦しめる原因になることもあります。
意識して思考の癖を認識するとコミュニケーション改善できる
例えば、否定的な思考が強い人などはコミュニケーションや人間関係で問題を抱えやすい傾向があります。
否定的な思考に代表されるのが「でも」を口癖にしている人。
会話の最初に「でも、〇〇だよね」といってしまう人は会話を否定から入っています。
会話の中で否定から始まると会話の相手はいい気分になれません。
相手が気持ちよく話せないからコミュニケーションのトラブルが生じやすく、人間関係も難しいものになりやすい傾向があります。
「自分は否定的な思考をしやすいんだ。」と認識ができれば、会話の中でパッと否定的な言葉を使っても、すぐに会話の方向を修正したり、「でも」を使わないように意識したりすることが可能になりますよね。
思考の癖を意識することで、コミュニケーション改善の糸口を掴むことができるというわけです。
思考はその時の感情によっても左右される
思考には癖がありますが、もう一つ大きく影響するのがその時の感情です。
感情が不安定になると思考力・判断力が低下してその時に適切な思考がしにくくなります。
イライラしてるときは、相手に当たっちゃうのは思考力・判断力が低下してる影響を受けてるってことですね!
人間関係をスムーズにしてコミュニケーションを適切に行うためには感情が不安定では正解を導き出すことが難しくなるってこと。
思考の癖を知っておくと、無意識にネガティブな思考が出てきた時や否定的な思考が出てきた時でもハッと我に返って冷静な判断がしやすくなります。
これも、意識して自分の思考の癖を認識していけば、感情に揺さぶられてるのにも気づくことが出来るようになりますよ。
思考の癖をわかっておくと、チョーシ良ければ結構自分でも感情をコントロールできます!
悪口を言われたら勝ちという記事でも紹介していますが、感情のコントロールは準備が大事です。普段から少しずつ意識すると何かあっても動じなくなるのが実感できますよ〜。
自分の役割を意識する
人は時と場所、そして相手によってコミュニケーションをとる上での役割が変わります。
- 友だちといる時
- 会社にいる時
- 家族といる時
それぞれ会話するときの言葉遣いが変わりますよね。
友だちといる時なら、気を使わず話すでしょうし、会社にいる時なら敬語になることが多くなるように、ほとんど無意識で役割を変えています。
心理学的なアプローチではこの役割は3つに分類されます。
親の役割
信念・価値観・理念を持って、人に対して厳しいことが言える。
思いやりがあり、親身になって面倒を見る。
大人の役割
現実的で冷静、論理的に判断する。
相手の立場を考え尊重する。
子の役割
無邪気さや自由さ、相手に合わせる強調性を持つ。
他者の指示に従う。
この役割をコミュニケーションをとる上で人は無意識に使い分けています。
思考の癖は役割の出方として関わっており、役割を意識したコミュニケーションをとることで人間関係がスムーズになります。
飲むと過去の自慢話をしちゃうおじさんは酔っ払って役割がバカになっちゃってる状態ですね!
人間関係の問題が発生した時、自分はどういう役割でのコミュニケーションが出やすいかを意識し理解することで人間関係の問題に対処しやすくなり、結果としてストレスを感じること無く生活ができるようになります。
役割を意識する方法
自分がコミュニケーションをする上でどういった役割が出やすいかを意識するためには1日を振り返ってどういう場面でそれぞれの役割が出てきたかを思い出してみるのが最も簡単です。
特に、腹が立ったことや人間関係でトラブルになったこと、自分自身が楽しかったことを振り返ってみて、その時どういう役割だったかを考えてみると良いでしょう。
部下のミスで上司に怒られた時
- 部下に対して腹が立つ(親の役割が働く)
- ミスをカバーする方法や今後ミスしないようにする方法を考える(大人の役割が働く)
- 上司に怒られることに不安を感じる(子の役割が働く)
このように出来事に対して、自分がどういう反応だったかを振り返っていて自分にどういう傾向があるのかの理解を深めていくことでだんだん適切な役割で対応することができるようになります。
ジャーナリングのようにノートに出来事を書き出して、どういう役割が出たかを記していくとより明確で客観的に役割の出方を意識することができますよ。
まとめ
悩みの9割は人間関係によるものと言われるように、人間関係がスムーズにいくと日常のストレスは激減します。
人間関係をスムーズにするためには
- 自分の思考の癖を理解しておく
- 思考の癖を理解しコントロールする
- 問題が起きるときに出やすい「役割」を意識する
- 自分の出やすい「役割」を理解し、コミュニケーションに活かす
ことが重要になります。
思考の癖や自分が無意識に出てしまいやすい「役割」を理解するためには1日の出来事を振り返って、どういう思考や役割が出たかをノートに書き出して傾向を掴んで、対策を考えてみるという方法が有効です。
文字で見ると自分の負担や我慢ばかりのように感じるかもしれませんが、要は考え方を見直すって話なので、慣れてしまえば我慢してる感などは意外と気にならないですよ!
人間関係のストレスを激減させられれば日常生活はより豊かになります!
ぜひ取り組んでみてくださいね!
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